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地中送電線調査設計

OFケーブルの保全管理

 OFケーブルの構造は,導体の周りを油浸紙で巻きつけた絶縁体でできており,ケーブルの内部は絶縁油で充填され,常時大気圧以上の油圧が加わっています。従って,OFケーブルは油量,油圧が適正に管理されていれば,絶縁体の劣化はほとんどなく,非常に信頼度が高いケーブルであると言われています。しかしながら,経年や布設環境の変化等により,油浸絶縁体では加熱による熱劣化や内部放電による電気的劣化を生じることになります。これに伴い,分解ガスが発生し、絶縁油に溶解することから絶縁油を採油し,油中のガス成分を分析することにより油浸絶縁体の異常診断及び劣化診断を行うことができます。
 OFケーブルの保全管理対策として,より精度の高いOFケーブルの健全性評価を行うため,当社で一括管理を行うようになりました。

業務内容

  1. ケーブル接続箱からの絶縁油の採油(1検体当り:ガス分析用200cc,物理特性試験用500cc)
  2. 油中ガス分析(9種類)
  3. 物理特性試験(5種類)
  4. 劣化評価・点検補修計画策定
  5. データ管理(TTシステムへの入力補助)
分析ガスの種類
H2 水素※
C2H2 アセチレン※
C2H4 エチレン※
CH4 メタン※
C2H6 エタン※
CO 一酸化炭素※
CO2 二酸化炭素
N2 窒素
O2 酸素
TCG 可燃性ガス総量
(※の合計)
物理特性試験
1 油中水分量
2 全酸価
3 体積抵抗率
4 誘電正接
5 絶縁破壊電圧

採油箇所(接続箱)

接続箱からの採油例

お問合せ:
九州電技開発株式会社
地中送電技術部 地中設計グループ
TEL:092-533-5180

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