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地中送電線調査設計

コンクリート劣化診断

 コンクリートの劣化原因を非破壊・微破壊試験で調査しています。これらの調査結果より,劣化原因を追及し,劣化状況に適した補修・補強方法を提案しています。

1.コンクリート劣化例(アルカリ骨材反応)


1.1 側壁部の放射状ひび割れ

1.2頂版部の網目状ひび割れ

1.3ひび割れに沿った濡れ色

1.4 ポップアウトと思われる変状

1.5コアNo.1骨材の割れとひび割れに沿った白色ゲル

1.6 コアNo.1骨材の反応リムと白色ゲル

2.非破壊・微破壊試験方法(例)

コアボーリングによる調査

ボーリングマシンによりコンクリートコアを採取します。

※コアを用いて,各試験(一軸圧縮試験,塩分量,アルカリ量,中性化,偏光顕微鏡観察,粉末X線回析,コア膨張等)を行うます。

クラックスケールによるひび割れ幅の測定

クラックスケールの写真クラックスケールを用いてひび割れ幅を測定します。

打音法によるコンクリートの浮き・剥離調査

パルハンマーと打音式空洞探査装置パルハンマーや打音式空洞探査装置を用いて,コンクリートの浮き・はく離を調査します。

電磁波レーダー法による鉄筋位置・被りの調査

鉄筋探査装置電磁波レーダーを使用し,鉄筋位置・被りを測定します。

反発強度法によるコンクリートの強度の調査

シュミットハンマーシュミットハンマーを用いて,コンクリートの表面硬度を測定します。

超音波法によるひび割れ深さの調査

超音波測定器超音波測定器を使用し,ひび割れ深さを測定します。

ひび割れ注入工法

低圧(高圧)注入工法
低圧の場合,幅0.2mm以上のひび割れ部に補修材料をゴムの弾性復元力を利用するなどにより,低圧注入(0.5N/mm2程度以下)します。
高圧の場合,幅0.2mm以上のひび割れ部に補修材料を機械または手押しポンプを用いて,高圧注入(0.5N/mm2程度以上)します。

U(V)カット工法
ひび割れ幅が0.2mm未満や0.5mmを超える場合,ひび割れ幅の変動が大きい場合にひび割れに沿って表面をUまたはV型にカットし,補修材料を充填します。

断面修復工法

パッチング工法
ポリマーセメント系やエポキシ樹脂などの断面修復材を型枠を使用せず,ヘラ,コテ等を用いて仕上げます。修復断面が比較的小さい場合に適用できる工法です。

表面保護工法
劣化因子の侵入を抑制するために,コーティング,ライニング,吹付けなどにより,コンクリートの表面に被覆層を設けます。

断面修復工法

「鋼板接着工法」は、既設の鉄筋コンクリート床版の下面に鋼板を接着させて、床版の剛性を増すことにより耐荷力の向上を図る工法です。コンクリート床版と鋼板の間の空隙には、エポキシ樹脂系注入材を注入し、一体化を図ります。

繊維接着工法による補強

「繊維接着工法」は、既設の鉄筋コンクリート床版の下面に炭素繊維やアラミド繊維クロスをエポキシ樹脂で含浸させながら積層し、躯体と接着一体化させて床版を補強する工法です。

PC床版下面増厚補強工法

補強用の鉄筋をRC床版の下面に取り付けた後、樹脂系のモルタルで既設の床版と完全に一体化させる工法です。弾性的でフレキシブルな構造体の形成により、曲げおよびせん断に対する補強効果が同時に得られ、また、防蝕効果により耐久性も向上します。

お問合せ:
九州電技開発株式会社
地中送電技術部 土木調査設計グループ
TEL:092-533-5180

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