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第43号 2010年/1月号

木質バイオマス シンポジウムin八女

 昨年の11月19日に福岡県八女市で八女市主催の「木質バイオマスシンポジウムin八女」が開催されました。これは、昨年3月に八女市健康増進施設べんがら村(温浴施設)において、地球温暖化防止を目的とした二酸化炭素削減(CO2)のために木質チップボイラーが導入され、燃料として地域で発生している木材を原料とした木質チップを利用する地域資源の地産地消が可能なシステムとなっており、こうした木質バイオマスへの取り組みを地域住民や各自治体及び事業者等へ普及啓発を図ることを目的に開催されました。

現地見学会の様子 当部としては、このシンポジウムの開催に当たり、木質チップボイラー導入時の補助金申請やその後の普及啓発のためのパンフレットやポスター及びシンポジウム開催案内の配布チラシの作成等に携わりました。
 また、シンポジウムでは、環境エネルギー部の加藤主任がパネルディスカッションのパネラーとして参加しました。
 その日のプログラムとしては、午前中に、べんがら村にて「木質チップボイラー見学会」が行なわれ、地域住民を始めとして温浴施設を持つ事業者や各自治体並びにチップ製造に係わる製材所の方など多くの方が見学されました。

吉田教授基調講演の様子 午後からは、八女文化会館において「木質バイオマス講演会」が行なわれました。基調講演は九州大学大学院農学研究院の吉田茂二朗教授による「八女地域における木質バイオマスのポテンシャル」と題して講演がありました。講演の中で吉田先生は、べんがら村で化石燃料(重油)を使用すれば、お金は石油原産国のドバイへ流れていくが、八女地域で発生している木材を燃料に使用すれば地元にお金が落ちエネルギーの地産地消に繋がり「循環型社会」が形成されると話されました。

吉田教授とパネラーの人たち また、基調講演のあとは「八女地域における木質バイオマスの利活用について」と題して、吉田先生をコーディネーターとして、5人のパネラーによるパネルディスカッションが行なわれました。パネラーには、福岡県から森林林業技術センター研究部長の村上 英人氏、燃料(チップ)供給側として八女林産協同組合理事の諸富 一文氏、ボイラー設備の使用側としてべんがら村支配人の高松 義治氏、木質バイオマス利活用の総合コンサルタントとして当社の加藤 宏昭主任、地球温暖化防止を目指す八女市長の三田村 統之氏のそうそうたるメンバーで各自の今回の事業への取り組みについて熱い意見が交わされました。特に八女市長は、八女地域で盛んに行なわれている農業用の施設園芸の暖房に木質バイオマスエネルギーが利用できないかなど、「八女地域を木質バイオマスを使った全国のモデル地域にしたい」と熱い思いを語られました。

会場の様子 また、会場からもチップの単価や設備導入に関する補助金の利用方法など具体的な質問があり、約1時間半に亘るディスカッションが行なわれました。

 今回のシンポジウムには各自治体を始めとして県外からも多くの関係者が参加しており当社のいいPRができたと思います。

(環境エネルギー部 古賀グループ長)

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