電技だより

電技だよりトップ
第38号
  • X線作業主任者の資格取得
  • 技術ガイド
ホーム > 電技だより > 第38号 X線作業主任者の資格取得

第38号 2008年/5月号

X線作業主任者の資格取得

 みなさんは、X線がどういうものかご存じですか?
 X線はレントゲン写真などに使用される放射線の一種で、多量に浴びると人体に悪影響を及ぼします。X線は光と同じ電磁波の一種で、可視光線に比べて短い波長を持っています。X線はその発生の仕方の違いから、エネルギースペクトルが異なり、連続X線と特定X線の2種類に分けられます。

 このようなX線を作業で使用するためには、X線作業主任者試験に合格した者が責任者として従事する必要があります。この資格は厚生労働大臣が認定する国家資格で、資格取得者はX線を取り扱う責任者となり、X線に携わる作業者らの安全と安心を確保するように努めなければなりません。

 私たちが現在行っている業務の中にも、この資格が必要となるものがあります。可搬型X線装置を使用した電線やスリーブの劣化診断業務です。これは、X線装置を現場に持ち込み、現地で対象部位を撮影して劣化の程度を判断する仕事です。

 X線作業主任者の資格試験では、作業者の安全と健康を確保するための知識として、以下の内容が問われます。

1.X線の管理に関する知識

 X線の性質や、他の物質との相互作用についての知識・X線の減弱量の計算・X線装置の種類と利用目的など。

2.関係法令

 X線の作業に関連する「電離放射線障害防止規則」、「労働安全衛生法」、「労働安全衛生法施行令」、「労働安全衛生規則」の内容について。

3.X線の測定に関する知識

 測定の単位・検出器の原理と特徴等の知識や計算。この他に複合的な問題として、X線の生体に与える影響に関する知識。


 社内でこの資格を持つのは、私で四人目となりましたが、この資格試験の受験は、私にX線について知る機会を与え、X線作業主任者の重要さを教えてくれました。

 今後、X線作業主任者として関わる業務では、今回学んだことを活かし、安全な作業を常に心がけたいと思います。

(電力技術部 田中)

ページトップ